過換気症候群の苦しさと克服

会社の業務中に、デスクに座っていると、突然息が止まりそうになりました。
その日は、特に体調がすぐれないとは思っていたのですが、少し風邪気味ぐらいの気持ちでした。
それが、全く前触れもなく、呼吸困難のような状態に陥ったのです。
周囲の同僚、上司が驚いて、私の机の周囲に集まりました。
自分では声を発しているつもりはないのですが、
息を吸う時の声が、ひきつけを起こしたような声なのです。
自然とそのような呼吸音がして、自分は口を手でふさぎました。
と同時に、口から唾液のような物を吐き出しました。

 

呼吸は困難だし、唾液は勝手に吐き出てしまい、全く自分の意志と無関係に過呼吸の状態になったようです。
さらに、指などもひきつって、自分の意志で動きません。
すぐに、救急車が呼ばれ、病院に運ばれました。
救急車が来るまで、会社のソファに横にしてもらったのですが、
全く意識が遠のいて行くような感じで、とにかく苦しかったです。
救急搬送先の病院で、すぐに呼吸を確保してもらいました。
ベッドに横にされて、自分はどうなったのだろうと考えていると、
医師が来て、「過呼吸ですね」と、案外軽い感じで言いました。
自分は、「そんな、簡単な状態ではなかった、とても苦しかったのだけど」と申し出ました。
医師は、過呼吸について、説明をしてくれました。

 

精神的な事が原因で過呼吸になる事があるという事と、過呼吸の症状として、唾液や胃の消化液などを吐き出す事があると言われました。
また、指がひきつって自由がきかなかった点については、過呼吸により、息をうまくできないために、酸素交換がうまくいかず、末端の酸素供給がいきわたらない為に起こる症状である事がわかりました。
自分はそのまま入院して、精密検査を受けました。
異常は特に見つからず、精神的な原因の過呼吸であると診断されました。
自分の中では、特に悩みもなく、ストレスもないのです。
その点を医師に告げたところ、そういった場合でも自覚しないストレスがある場合があるとの事です。
それから医師のアドバイスとして、なるべく、机に向かい続けるのはやめた方が良いと言われました。
同じ姿勢でいると、どうしても運動不足、ストレスの原因になり、さらに姿勢自体も、過呼吸になりやすいというのです。
自分はそれから毎日、昼休みにはウオーキングを始めました。
それ以降、過呼吸発作は起きていません。
今でも、夢かほんとか分からないような、苦しかった経験です。
闘病10